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レヴュー
03.18.
Curtisceerkband

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3月18日(火)カーティス・クリーク・バンド
『NIGHT FLIGHT 第9夜 』 Curtis・Creek・Band クラシックス
Member:さっか利郎(Sax)/八木のぶお(Harp)/平野融(G)/河本雅勝(B)/塩入俊哉(Key)/平野 肇(Drs)
at:南青山MANDALA
開演:19:30/開場18:30/Charge:¥3,600

カーティス・クリーク・バンドの曲(『Sprits(スピリッツ)』収録
月へのなわばしご♪(Rope Ladder To The Moon)同名の凝縮短編小説(原作はとっても長い原稿用紙100枚位とのことです)
作・平野肇
情が深く心の温かみがじぃいんんと沁み渡り涙が滲むラスト。小さな村でのお話、民話と思いました。
私は紙芝居で観ていた。
『お わ り』の文字を雰囲気で受け取ったとき、躊躇いがちに感動の余韻を繋いだハーモニカの音色は月へのなわばしごを兄妹の目線で見つめる想いで奏でている。
八木さんのHarpそして塩入さんのPianoDuo 美しすぎる音色がステージをさらにぼやけさせてしまう。
Gossaの純粋な想いが透明感いっぱいの音色で心が洗われていくようでした。
吹き終えた八木さんは塩入さんを観て、右目でウインク そして涙を拭かれたような仕草をされた(泣かせるなぁ) 胸がド!キュンとなった。
月へのなわばしごを掛けたGossaが あっShintaとSayaにみつかっちゃった!と照れて頭を掻いてる。お話できなくても判るよ。三日月と母の優しい顔と寄り添う幸せのGossaの笑顔が夜空いっぱいに広がっている。得意の絵は夜空の星を束ねて輝き眩しい。
ラストの月へのなわばしご♪でね、流れ星!(きら星かも)が光彩を放った。 ほら、Gossaのウインク。
御返しね☆彡(物語の部分だけ最初に書きました)
本題です。
2曲単位でライブは進められていくと思うのです。記載には抜けている曲もあると思います。

小川のせせらぎが春を呼ぶ。
アコースティックギターの音色、平野融さんのソロで幕があきました。
さっかさんのSax続く八木さんのHarp、暖かな日差しに包まれほのぼのとした風景、小鳥の声が遠くに聴こえる曲でオープニングです。
Bonny Bird♪ Ivory Coast♪ 春をイメージして演奏していきたいということで、ゆったりと優しい曲で始まりました。2曲目、誰もいない春の冷たい海。静かな大海原を見つめ大きく動き出す沈黙の潮騒に耳を峙て熱く揺れていきます。
次は春のわくわくを彷彿するCrezy Crawler♪ 塩入さんのソロ、即興っぽくJazzテイスト軽やか。
バラード2曲、平野融さんの作品とのことです。雨上がりの…と、タイトルが…忘れました。八木さんのHarpが主役。雨上がりはHot。
春の気まぐれなお天気はもう青空を連れてきてくれたわ。でもね春は冷たさと暖かさが背中合わせなの。別れと出会いの季節でもあって。あの人どうしているかな?そっとセンチメンタルな想いが沸きます。
そして別れの後は出会いが待ってる(早すぎ?) もう一曲は、遊び慣れたメロディだわ。
この出会いは遊びで危険な匂いがする!?え、私こ〜んなリズムが好きなんですが。危うさも冒険したくなる、スィングして気分を明るくしちゃいます。
Jetty♪ この曲は今回絶対記憶しておこうと。塩入さんのピアノソロが良かった!
ざわざわざわ〜穏やかな大海原での潮騒が、動き始める効果音、心をかき乱し始め、即興とも聴こえちゃうけれど完璧で隙を与えないメロディに乗っちゃいます。音はソウルフルなのですが、程よく力が抜けていてなんとも聴き易いの。変な表現ですが(*^-^)ゞピアノから零れていく音色の自在な波しぶきを全部拾って食べてしまいたぁああい。わと。音のエッジがクリアで刺さらなく音をひょいひょい拾えそう。と、喜んでいましたら、八木さんのHarpが神秘的ムードで絡んできた。いいな、こんな感じ。メロディの波がだんだん荒々しくなってく。 感激していましたら、もう第一部ラストの曲。
ベースとドラムが重くどっしりと底辺を支えている音に、自信が沸いてくる。カーティスのリズムな感じの音色を河本さんのベース、平野さんのドラムが弾けてかっこいい!Harpのトレモロが鮮やかで綺麗!バンドの存在と音色ががっつり一つになる頼もしさに嬉しくなっちゃう曲で第一部は終わりました。

第二部は前述の短編小説『月へのなわばしご』朗読で始まり始まりぃ〜(紙芝居のイメージを思いましたので)月へのなわばしご♪はharpの和音とそっと触れるピアノの優しい伴奏がシンプルなだけに耳に残っています。 静かで熱い感動はMoon Shine♪へ。
きら星!ピアノのメロディが流れた。物語での純粋な心を懐かしみ、"月明かり"というカクテルを。カラーはパープルがいいわ、マンダラのBarで味わってる気分。男性陣の熱いスピリッツのアルコールで酔わせるムーディな曲です。
さっかさんのMCで、次から次へじゃないですけれど、 Time After Time♪
春爛漫!芽吹きの香りの風を感じてバイクに乗ってGo! スピードダウンはNG。飛ばすんじゃない、さわやかな風と一緒に走るの。次から次へと変わる風景は過去の記憶から(実はバイクには乗ったことがないわたくしでヾ(- -;))カーティス・クリーク・バンドの曲名は英語のタイトルが殆ど、ロマンティックなタイトルが多いと感じます。
続く曲はさっかさんの説明で納得、解説がありますと記憶に残りますね。有り難い(‐^^‐) ハエ叩き(=(Fly tap かなぁ笑)。
イメージじゃないけれどそう聴こえてしまう曲です。題名から滑稽な曲にも感じましたが、ハエだろうが何だろうが賑やか気味で楽しいです。ハエを追っているのは河本さんのベースじゃない?と思うお茶目でリズミカルな音色が楽しかったです。
ソロ演奏2曲。Eyes For You♪ 平野さんのアコギがアンダルシアの風〜〜なんてね。さっかさんのフルートソロが優しく包み込んでくれました。
次は八木さんのHarpがソロの曲、題名忘れました。空に春の光がのどかに輝く。バラード曲はシンプルで旋律の美しさと楽器の音色が際立ち美しいですね。
With You All Day Through♪お待ちかね♪ この曲でカーティスを知った方が多いのですよね。
屈託のない伸びやかな旋律が初夏のそよ風。気持ちいい。HarpとSaxのソロの部分も個性的ながら爽やか。フュージョンの王様曲と聴いています。
アンコールはライブタイトルのNIGHT FLIGHT♪(と思いますが手持ちのCDにその曲が有りませんので自信ないです)
星空が綺麗な夜に帰ってきた。今夜の空には何を描こうな。
Sprigtime has come(そのまんま(*^-^)ゞ)きら星が大集合中。物語を生む曲。カーティスの曲は、音楽を物語としてきかせちゃう、そこには皆さんの温かな情熱と人間味があって、音として聴こえくるのね。素敵!
うっとりしていましたら、ラストのラストで再演、月へのなわばしご♪がきちゃったよ。
Shinta,Saya 兄妹の後ろ姿が目に浮かぶ、先の夜空に架かるなわばしご。全員の演奏はドラマティックで音色はロマンティックの極み。泣かせるわ。いやぁああん、反則!o( ;▽; )o~♪
忘れられないLiveのエンディングとなりました。
感動でした。本当にありがとうございました。

メンバーの皆様は様々な音楽シーンでご活躍。多種なアーティストとの活動で音楽性を磨き、古巣へ戻って音楽性を再確認しさらに楽しめる場がカーティスのライブなのかもしれない。 音楽性も含めた人間味で気の合う仲間が集ったサウンドはメンバーの皆様も誰にも教えたくない秘密のBandかも。
うひょ カーティス・クリーク・バンドのライブは復活の21世紀から聴き始めた私。Fusionは他(CD)で耳にしていて、カーティスの音色と独特なスタイルの音楽に即はまりました。
でもライブへ出掛けても80、90年代を存じませんので、復活を喜ばれるファンの人達、メンバーの皆様より気持ちは遠慮気味であったと思います。
"第9夜"のライブの音色は80.90年代を彷彿したいなといつも願っていた気持ちを忘れ、しっくりと心体に融け込んだ。 昔からのファンの仲間入り出来たかな、調子にのって、威張っちゃってもいい?ずーっと聴いてきたよって言っちゃおう。
復活の時からのライブを全部聴いて来た(多分12回(*^▽^*)ゞびっくり)
息の長いカーティス・クリーク・バンドのライブへこれからも足を運びます!NIGHT FLIGHTへ自分の想いを描いていきたいです。

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